園長先生に会いたい!~第6回~

<東京都市大学附属二子幼稚園>



 台風が九州を直撃して雨の降る中、二子玉川駅から近くのとても綺麗な園舎で、重永園長先生を はじめ、教職員の皆様が笑顔で待っていてくださいました。


1.幼稚園の特徴、歴史など教えてください

  東急グループの創始者である五島慶太により作られた東横学園が最初です。
  五島慶太は経営者の前は教師であり、晩年に「学校を作りたい!」という気持ちが募り東横学園を    作りました。
  その後も教育のため、北見工業大学に資金援助をしたり、武蔵工業大学の経営を引き受けまし      た。そして五島育英会を作り、東横学園と武蔵工業大学が入ります。早稲田や慶應に匹敵する
    総合学園を作りたいと2つの学校統合するべき志半ばに五島慶太は亡くなりました。
  4年前没後50年、2年前生誕130年という節目を迎え、慶太の意志を継ぎ2つの学校を統合し
  幼稚園から高校までの都市大学付属グループは誕生しました。

  6年目を迎え、名前が変わっただけでは意味がないので、中身の改革を進めています。
    着任して2年、私が教職員に常に気に留めておいてほしい事は3つです。
  ① 都市大学グループの一員として恥ずかしくないように
  ② 地域から愛される幼稚園になること
  ③ 他の幼稚園から尊敬されるように
   この3つに気を付けて日々全員で協力して改革に取り組んでいます。
  
  都市大学グループには小学校がありますが、年長約70名ぐらいの中で内部進学する園児は
  15名ぐらい、他の国立、私立幼稚園に行く園児は10名ぐらい、残り50名ぐらいは地元の公立       に進学します。
  どこの小学校に行くにしても大丈夫なように、年相応の人間としての躾をし、「幼小接続」を大事      にしています。
   躾の基本は「我慢する心」を養うことだと思います。
  「男だろ!泣くな!我慢しろ!」「女の子でしょ!あぐらかいちゃ駄目よ!」今の時代にこんな事
  をと非難される方もいるかもしれませんが、こういう育て方をすることが、男の自覚、女の自覚
  につながります。中性的に育てると「根なし草」になり、結果として思春期に子どもを苦しませる
  ことに なってしまいます。


2.幼稚園でこれだけは見ていただきたいところを教えてください

  見学会で見ていただきたいところは、築10年ですが施設のどこをとってもきれいなところです。
  これは、日ごろ教職員 がていねいに心をこめてお掃除をしている証です。
  躾の基本は、身の回りの整理整頓です。大人が毎日実践し子どもに見せています。

  教育の面では、幼稚園教育要領に基づいて教育を行っていますので特別な事はしていません。
  遊びを通して学ぶことを大事にしています。ただ、躾をするうえで、ただ遊ぶのではなく、
  「課題遊び」と「自由遊び」を組み合わせて有意義に過ごします。課題遊びの中で躾できていると
  思います。今日もちょうどお誕生会がありました。年少さんは入園してまだ3か月ですが、4月の
  時とは比べ物にならないぐらい成長しています。落ち着いて座ってられたり、お友達に声援を送     ったりしていました。これも課題遊びの中から得たものだと思います。


3. 園児の住まいは?登園距離について教えてください
 
   登園時間に制限は設けていませんが、半分ぐらいが徒歩圏の園児です。3~4割の園児が10 
   分以内の自転車通園、2割ぐらいが電車通園です。主なところは、自由ヶ丘、用賀、三軒茶屋、
   高津、武蔵小杉、最遠地域は中野島ですね。
   お子様に負担のかからない距離でお願いしたいです。

   2代前の園長の時からスクールバスは廃止しました。
   通園の時に親子で自然観察をしたり、交通ルールを学んだりしてほしいです。
   また、毎日担任と触れ合うことで、家庭と保護者が両輪になり子どもの成長を見守っていけると
   思います。


4. 幼稚園前にこれだけは準備すべきことは?

   ”我慢する心”を大事にしていただきたいです。
   おむつがとれているかどうかは二の次です。ご家庭で努力をしていただければ大丈夫です。
   我慢する心とは、ひどいだだはこねないことや、自分の要望が通るまでわがままを言わない、
   大人が言ったとき何回目かで聞き分けてほしいい、などです。
   幼稚園に入った時にこうなるためには、2歳までに溺愛してあげることです。
   私は言葉をしゃべりだすまでと考えています。しゃべりだしたら躾をしてください。
   我が子がかわいければきちんとした躾ができるはずです。


5. 幼稚園卒園児の特徴を教えてください

   とにくかく明るく、、くったくのない子ども達です。
   そして幼稚園時代をとても懐かしんでくれて 、よく立ち寄ってくれます。
   気軽に卒園後も幼稚園に立ち寄れるということは、教職員の皆さんが手塩にかけている
   からですね。









    
   頑張って子育てしているママさんへ
   園長先生からホッとするようなアドバイスを
   いただきました!
  

   


       「三つ心、六つ躾、九つ言葉、文十二、道理十五で 末決まる」(江戸しぐさ)
      
       この言葉の意味は、数え年3歳までに心を、6歳までに躾を、9歳までに敬語を
       12歳までに格式の整った手紙文を、15歳までに生きる判断を身につけさせら
       れるか否かで、その子の将来は決まる、ということです。
       この中で幼稚園は「六つ躾」を担当するとところです。躾の基本、
       我慢を養うことです。



インタビューを終えて

やさしい笑顔で私達をお迎えいただきました、重永園長先生。
都市大学グループへの、二子幼稚園への思いを熱く、分かり易くお話し下さいました。
エントランスホールはとても広く綺麗で、毎朝園児と保護者と教職員が笑顔で集う光景が目に浮かびました。
どんな小学校に行ってもやっていけるよう、”幼小接続”を大事になさっているのが、とても安心でき
魅力的ですね。



  

 
  


 

わらべうたベビーマッサージ教室便り7月2日(水)

久しぶりに夏日になりました。
熱い陽射しの中、3人の元気な男の子が集まってくれました。

お教室にいらしてくださるのは、2回目、3回目の皆さんなので、赤ちゃんたちのリラックスした様子で、前回の復讐からスタート。
「歌があるとやっぱりやりやすいです!」と言っていただけて嬉しかったです。

今日は最後までやったあとに、”ブランコ”と”ギッコンばったん”をやりました。
ブランコでは声を出して笑う赤ちゃんもいて、やはり人気ですね!ギッコンばったんはママさん達が苦笑いでしたが、上下される赤ちゃんはやっぱり嬉しいそう。ママさん、お家でも頑張ってくださいね。

ベビーマッサージのあとは、今後の育ちについて少しお話ししました。
絵本を紹介したり、育ちのお話をしたり、最後は手作りおもちゃを作りました。

赤ちゃんの成長は1日1日、どんどん進んでいきますね。
これからも、みなさんと一緒にベビーマッサージをしたり、触れ合いながらママさんの育児を
お手伝いできると嬉しいです。

是非また遊びにいらしてくださいね!お待ちしています。